官民連携・業界横断のアライアンス

業界の壁を越えた「ワンチーム」で、
詐欺のサプライチェーンを断ち切る。 JAPAN ANTI-SCAM ALLIANCE(JASA)

一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)が、グーグル合同会社およびトレンドマイクロ株式会社を設立支援パートナーに迎え、「日本オンライン詐欺対策アライアンス(JASA)」の設立準備を開始しました。安全なデジタル社会の実現を目指す、中立・非営利の協調プラットフォームです。

42,900+37.1%
2025年 年間総被害件数(SNS型投資・ロマンス詐欺+特殊詐欺)
3,241億円+62.8%
2025年 年間総被害額 / 過去最悪の水準
OneTeam
省庁・専門機関・企業が横断連携する協調的プラットフォーム

背景

詐欺は、サービスを跨いで縦横無尽に動く。
個別対応(縦割り)だけでは防ぎきれない。

近年のオンライン詐欺は、生成AI等の悪用による巧妙化に加え、国境やプラットフォームを越えた組織的な不正行為へと進化しています。詐欺グループは常にエコシステムの「隙間」を狙い、一つのプラットフォームが対策を強化すれば、別の抜け道へと移動し続けます。

あくまで一例です
接触
SNS・偽広告
プラットフォーム上で接触
誘導
DM・ビデオ通話
信頼関係を構築し誘導
送金
口座・決済
銀行・決済を通じ送金

上記はあくまで一例であり、詐欺のプロセスは様々です。いずれの経路でも、広告・SNS・通信・金融など多数のプレーヤーが関与します。

(*1)出典:警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」 / (*2)出典:GASA「State of Scams in Japan – 2025」。認知件数に表れない潜在的な被害はさらに甚大であると指摘されています。

設立の趣旨

中立・非営利の「知見共有の場」として。

JASAは、2025年5月開催の「詐欺対策カンファレンス Japan」での対話を契機に、オンライン詐欺対策に取り組む団体の皆さまとの検討を経て、特定の利害に偏らない協調的プラットフォームとして構想されました。求められているのは、すべてのステークホルダーが連携し、被害の連鎖を断ち切るための仕組みです。

オープンな連携

既存の業界団体や省庁の取り組みを尊重し、補完し合う「緩やかなオープン・アライアンス」を目指します。

課題解決型のアプローチ

実務・技術・制度の各視点から課題を構造化し、実効性の高い対策を追求します。

グローバルとの接続

世界的な詐欺対策ネットワークと連携し、国内外の知見をシームレスに接続します。

今後の取組内容

5つの活動で、対策を「面」にする。

参画団体・企業の枠を越え、知見・技術・制度の各面から詐欺対策を推進します(いずれも予定)。

01

詐欺対策インテリジェンスの共有

業界横断での被害傾向の把握、および Global Signal Exchange(GSE)等を活用した詐欺事例・シグナル共有の枠組みを構築します。

02

実務者ダイアログの定例化

参画団体・企業の枠を超え、最新手口や対策技術に関する実務者レベルの情報交換会を定期開催します(協議会は開始済み、今後月1回を予定)。

03

官民連携

関連省庁との対話を通じ、実効的な対策を策定し推進します。

04

国際連携の強化

海外の最新手口の早期検知、および国際的な抑止力構築に向けた連携を行います。

05

共同啓発活動

消費者のデジタルリテラシー向上を目的としたキャンペーンを、業界横断で実施します。

連携の現状(2026年6月1日現在)

すでに、ワンチームで動き始めています。

既に連携をご表明いただいている専門団体・企業の皆さまは下記の通りです。本日よりアライアンスの設立準備を本格開始し、さらに多くの専門団体・企業のご参画を募集いたします。

アライアンス呼びかけ・事務局担当
  • 一般社団法人トラスト&セーフティ協会(JTSA)
設立支援パートナー企業(五十音順)
  • グーグル合同会社
  • トレンドマイクロ株式会社
海外協力団体
  • Global Signal Exchange(GSE)
  • Global Anti-Scam Alliance(GASA)
戦略的パートナーシップ締結に向けた協議開始で合意
団体間の連携(五十音順)
  • 一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)
  • 一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)
専門的な立場から知見の共有・助言をいただいています

ご参画を検討いただいている専門団体・企業の皆さまについても、ご参画が決定次第、共有いたします。

官民連携の推進

省庁の知見を仰ぎ、垣根を超えた対策へ。

本アライアンスは、日本国内におけるオンライン詐欺対策の抜本的強化を目指し、関係省庁とも緊密に情報共有および連携を行ってまいります。

実効的な対策の検討

官民連携による対策の検討を進め、業界の垣根を超えた最適な対策を推進します。

シグナル共有スキームの構築

実効的な詐欺シグナルの共有スキームの構築に向け、各省庁の知見を仰ぎながら検討を進めます。

活動状況とスケジュール(予定)

これまでと、これから。

2026年3月17日
グーグル合同会社・NACS 共催の詐欺対策啓発イベントにて、警察庁・金融庁・JC3・NACS・JTSA による業界関係者向けクローズド・ラウンドテーブルを開催。本アライアンス構想の共有を開始。
2026年5月〜8月
リリースの公表、参画団体・サポート企業の公募を開始。参画・連携メンバーでの協議会を開始(今後月1回を予定)。GSE 等を活用したシグナル共有の枠組み、および一般消費者のフィードバック収集方法の検討を開始。
2026年8月26日
「詐欺対策カンファレンス Japan 2026」を開催(予定)。アライアンスによる初動成果の報告と、国内外のイニシアチブとのパートナーシップ締結を発表。
OFFICIAL CONFERENCE

詐欺対策カンファレンス Japan 2026

業界横断・官民連携で構築する、デジタル空間の強固な「盾」。初期の成果報告および国際連携の枠組み(GASA/GSE)について重要な発表を行います。

日時
2026年8月26日(水)
9:30 〜 18:30
会場
Google 渋谷オフィス
(渋谷ストリーム 6階 Froyo)
定員 / 参加費
約150名(事前承認制)
参加費:無料
主催 / 共催
主催:JTSA
共催:Google / トレンドマイクロ

参画のお願い

共に、安全なデジタル社会を創るパートナーを募集しています。

本アライアンスは、特定の企業や団体に閉じた取り組みではなく、日本のデジタル空間を守るためのオープンな協調プラットフォームです。

実務・技術で貢献したい企業・団体の皆様へ

詐欺対策の知見共有や技術実証にご参画いただけるパートナーを広く募集しています。業界の垣根を越えた連携こそが、巧妙化する詐欺への最大の抑止力となります。

支援・協力を検討される企業の皆様へ

本プロジェクトの主旨に賛同し、対策を加速させるためのスポンサーシップ、技術協力、共同啓発等にご協力いただける企業様を募集しています。

一般消費者の皆様へ

皆様が安心してデジタルサービスを利用できる環境の実現を目指します。受けた被害や不安を共有いただける場や窓口を設けてまいりますので、ご期待ください。

誰もが詐欺の脅威に怯えることのない未来へ。

本アライアンスの運営・事務局業務は、JTSA が主管いたします。参画を検討される企業・団体様は、下記までお問い合わせください。

日本オンライン詐欺対策アライアンス(JASA)設立準備事務局 anti-scam@trustsafety.or.jp